2009/09/18 (Fri)
昭和レトロとは
昭和レトロとは、昭和30年から40年代を中心に当時の建物や生活の雰囲気を再現したデザイン演出や商品開発ブームのことです。
この昭和レトロブームは1990年ころから建物を昭和30年代風にした商業施設がマスコミにも取り上げれて人気になったことが火付け役となって、村おこしや町おこしにも昭和レトロが積極的に取り上げられるようになりました。
レトロとは、本来retrospective、回顧という意味です。
そういう意味では時代や環境を特定しているわけではありませんが、現在の昭和レトロ表現は、昭和の高度成長期にあたる昭和30年代をテーマにして、団塊世代にアピールしようというマーケティング戦略も一役かっています。
昭和レトロの代表的なものをいえば、ダイハツミュゼットやボンネットバス。
駄菓子屋さんなど単純に「古い」「懐かしい」だけでなくて、実際に現代人が記憶できている時代を追体験できる近過去のノスタルジー=郷愁が人気のヒミツなのかもしれません。
昭和レトロなものを紹介していきましょう。
「三丁目の夕日 」- 原作は昭和30年代を舞台とする連載漫画。
1990年10月にアニメ化、2005年には実写映画化され、2007年続編が公開。
ドラマでは北野武の自叙伝「菊次郎とさき」なども、昭和30年代の下町が舞台で人気があります。
昭和レトロな商業施設では火付け役となった「新横浜ラーメン博物館 」は1994年3月6日に開館。
館内のメインスペースは1958年(昭和33年)の下町を再現しています。
関西では「浪速の凱旋門」と呼ばれる空中近代都市「梅田スカイビル」の地下一階に昭和初期の大阪の街の一角を忠実に再現した「滝見小路食堂街」があります。
その他各都市にも昭和レトロな施設などがあります。
「昭和レトロ商品博物館」(東京都青梅市住江町商店街)
「昭和レトロ商品博物館」(東京都青梅市住江町商店街)
「昭和ミニ資料館」(山形県高畠町中央通り商店街)
「昭和の町」(大分県豊後高田市中心商店街)
「昭和の懐かし館」(埼玉県行田市)
「レトロタウン」(サッポロビール新九州工場、大分県日田市)平成記念公園
「日本昭和村」(岐阜県美濃加茂市)