犬が車に慣れてくれさえすれば、一緒に楽しめるフィールドは一気に広がります。

車酔いには、とにかく慣れがすべてとはいいつつも、何回乗っても、よだれが垂れてくるし、ゲロをしてしまう犬もいます。

獣医さんでくれる酔い止めもありますが、効き目に個体差がある上に、抗ヒスタミン薬の副作用で眠気が出てしまいます。

ドッグランなどに出かける際などは、こうした状態だと犬も気持ちよく遊べません。

ですので、あまり副作用がない、民間療法的な対策を、ものはためし、とやってみてはいかがでしょうか。

車酔いに対する民間療法として認知度の高いものに、「生姜」があります。

乗り物酔いの吐き気は、セロトニンという神経伝達物質が胃腸の筋肉を必要以上に収縮させるために起こるといわれています。

ジンジャーの辛味成分であるジンゲロールには抗セロトニン作用がありますので、吐き気を軽減することができるとされています。

また、ハーブのペパーミントは、神経の高ぶりを抑える鎮静効果とともに、酔い止めにも効果があるとされています。

こうしたジンジャーやペパーミントのエッセンシャルオイルをティッシュなどに垂らしたものを、合間合間に嗅がせてあげると、いいでしょう。

これも効くかどうかは、個体差がありますが、副作用はありませんので、安心して実行することができます。

そして、これは、ペットだけでなく、人間にも有効ですので、乗り物に酔いやすい人は試されたらいかがでしょうか。