身支度と注意点

「スーツケース」・子連れ旅行に限らず、スーツケースの扱いには少しチェックしておいた方がよいことがあります。

同じようなスーツケースの目印と不用意に開いてしまわないために、ベルトをしておきましょう。

盗難防止のための名札も、日系の航空会社名の入ったものはつけない方がよいと思います。

「自分は日本人だー」と知らせているようなものです。

これは、ヨーロッパなどではスリの格好の餌食になってしまうからです。

「バック」ショルダータイプのものを肩掛けにしないで、たすきがけにするとよいでしょう。

南ヨーロッパなどでは当たり前の光景のようです。

リュックは知らぬ間に開けられたりナイフで切られたりしますので、背中ではなく前に抱える人が多いです。

街の治安の具合で変わってきますので、地元の人の様子や他の国からの旅行者はどうしているか、観察して真似をするのが一番です。

「服装」・滞在地域の平均気温などを調べていても、その通りになるとは限りません。

脱ぎ着で調節出来る組み合わせを考え、どんな気温にも対処できるようにして用意しましょう。

ヨーロッパなどは地中海性気候のために日本よりも湿度が低いのです。

日本と同じ夏であっても、湿度が低いために日陰は肌寒く感じることがあるので注意が必要です。

なるべく少なく、しわになりにくいもの、洗濯しても乾きやすい物などを中心に選びましょう。

ちょっと気取ったレストランにも入れるように、男性は襟のあるシャツ、女性もワンピースの一枚でも入れておきましょう。

ネクタイやイブニングドレスが必要な格式のあるレストランもありますが、次第に少なくはなってきているようです。

また、そのような格式があるところには、基本的に子供連れは入れません。

もし行くならベビーシッターを雇わなければならないでしょう。

「羽織るもの」・羽織る物は簡単に気温の調節が出来るだけでなく傘よりも重宝します。

ヨーロッパの場合は雨が多いのでフード付きの撥水のものがオススメです。

現地の人たちはあまり傘を持ち歩かずにコートですませます。

風が強くて傘が役立たないことが多いことと、乾燥しているので濡れたコートがすぐ乾くからです。

日本には軽くてコンパクトな折りたたみ傘が売っていますが、イギリスや北欧などの風の強い地域ではあっという間に壊れてしまいますのでご用心ください。