もうひとつの沖縄民謡

沖縄民謡には「古代民謡」と「流行民謡」がありますが、「流行民謡」とは、沖縄人のウチナーンチュの心に響く歌となって、沖縄の人に親しまれている歌のことです。

沖縄だけでなく、全国ヒットした曲には、花、ゆうなの花、芭蕉布、島唄、島人ぬ宝・・など、数えるときりがないほど、人気があります。

アーティストでは、 BEGIN , 夏川りみ , 耳切坊主,喜納昌吉,りんけんバンド,が沖縄から全国的に沖縄流行民謡をヒットさせた方です。

沖縄以外に住んでいながらも、沖縄の音楽に魅せられて、歌っているアーティストもいます。

森山良子、THE BOOMの宮沢和史など「さとうきび畑」「島唄」など沖縄特有の雰囲気を残しながら、メロディーだけでなく、沖縄の歴史的哀歌を綴っています。

このような、音楽的ベースがあるからでしょうか、沖縄出身のアーティストは多いです。

フィンガーファイブ、ＤＡ　ＰＵＭＰ、Ｋｉｒｏｒｏ、ＭＡＸ、ＯＲＡＮＧＥ　ＲＡＮＧＥ、ＳＰＥＥＤ、南沙織、安室奈美恵、Ｇａｃｋｔは有名です。

さて、「島唄」について調べてみました。

「島唄」はTHE BOOMの宮沢和史の１９９３年の大ヒット曲という認識が強いため、「島唄」は「沖縄民謡」と一般に知れ渡ることとなりました。

実は、本来奄美諸島で歌われる民謡の総称なのです。

奄美の「島唄」は三味線の伴奏とともに歌われることが多いです。

ウィキペディアによると、奄美諸島の方言である「島口・シマユムタ」では、シマは自らの郷里の集落を指し、シマ唄とは郷里の民謡を意味する。

実際奄美や沖縄では、集落ごとにそのオリジナルの民謡を持っていることが多く、また多くの市町村に広まっている歌であっても、集落ごとに異なった歌詞のバリエーションを持っていることがある。

現在も、専業または兼業で島唄を生業とする者は多く、奄美民謡大賞などの賞も存在する。

同賞の受賞者で、後に全国デビューした歌手には、元ちとせなどがいる。

・・ということです。